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ズーノーシス(zoonosis)
人畜共通感染症って何?
動物と人の間で自然に移行している疾病および感染を、人畜共通感染症(ズーノーシス、zoonosis)という(獣医公衆衛生学概論,文永堂出版,1993年)。この言葉は、広い意味では、動物から人への感染症のほかに、人から動物への感染症も含まれる(犬猫には関係ないが、赤痢菌という細菌は、本来、人の感染症であるが、ペットとして飼育されているサルが、赤痢菌に感染した人から感染し発症する)。
最近では、厚生労働省は、人の健康問題の観点から、動物から人への人畜共通感染症を
「動物由来感染症」と呼んでいる(狭義の人畜共通感染症)。またペットに限定した動物由来感染症を「ペット感染症」と呼ぶこともある。
人畜共通感染症から身を守るためには?
先ずは、人畜共通感染症について正しい知識を持つことです。
次に、予防を行うことです。
予防
1 | 犬・猫に触れたら、必ず手を洗う |
2 |
人と犬・猫が同じ布団では寝ない。 |
3 |
口移しで食べ物を与えない。 |
4 |
犬・猫の排せつ物は速やかに始末する。 |
5 | 公園などでは、犬は放し飼いにしない。 |
6 | 犬は、狂犬病予防ワクチン、7種以上の混合ワクチン、ノミ・ダニ予防、フィラリア予防、内部寄生虫駆除を必ず行う。 |
7 | 猫は、混合ワクチン、ノミ予防、内部寄生虫駆除を必ず行う。 |
8 | 犬、猫に対し、定期的に爪切り、毛の手入れ、トリミングを行う。 |
主な人畜共通感染症
主な、あるいは最近話題になっている感染症について取り上げました。
具体的な症状や詳しい治療法の記載は少なく、学術的な部分の多い内容に
なっておりますが、これも作者の興味だと思って、ご了承ください。
なお、このHPは獣医師の書いたHPのため、人畜共通感染症の人での症状
および治療につきましては、詳細には記載できませんのでご了承ください。
詳細にお知りになりたい方は、リンクから厚生労働省のサイトにお入り下さい。